2007年07月22日
千利休は未だに人々に影響を与えている。

利休道歌の中に見つけました。
「規矩作法守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」
これは「守」「破」「離」についての事だと思いますが、
「守」とは基本。私たちがどこから来たのか?
私が京友禅の下絵師を尊敬するのが ここの部分だと思います。
「破」とは基本を踏まえたうえで、あえてそれを破ってでも応用してみる冒険の心だと思います。
そして「離」は 最終的に自分の世界を創る 独自性の心だと思います。
私は着物を勉強し続ける事が自分の生涯のコミットメントであることを改めて思い知らされました。
勉強して、研究して、経験を積んで... でも分からない事は決して知ったかぶらず...
着物に対する思いがあるからこそ、私はハサミを入れる事にためらいを持ってはいけない。
そう思いました。
いつか自分の「着物」を創りたい。
着物リフォーム.comは 10年間地道に努力します。
それまでは、もうすでに10年やっておられる方の技術と経験とお力添えをお借りします。
10年後には日本全国にブランドとして名を売ります。
一般に株式も発行します。
世界中を相手に反物、呉服、日本人の手仕事を捌きたいです。
今はスピードが命と言われる時代ですが、私はあえて10年間かけたい。
十年に一剣を磨く日本人が好きだからです。
Posted by 着物リフォームの里内呉服店 at 15:08