2008年06月15日
短パン
この道行きから短パンを作りましょう。
リッパーか和バサミで袖、襟ぐりから解いていきます。
ところどころで、和裁師さんの丁寧な手縫いの面影が見えます。
解くとこんな感じのピースになります。パズルのようですね。
柄は伝統的な麻柄です。
型をおいてみます。 穴の開いた部分を避けないといけません。
裁断すると、もう四角い形ではなくなります。
ちゃちゃっと縫って、
出来上がりはこんな感じです。
また着てもらえるのがチョコット嬉しいですね。
2008年06月12日
リフォーム・住宅?着物?
株式会社かぎて屋が里内ゴフク店内から独立し、本社移転して早2ヶ月。
ちゃくちゃくとオフィスが出来上がってきました。
月末には電話とインターネットの配線工事、フローリング、家具の搬入に入ります。
それから外装やキッチン、シャワー、トイレなど、全部自分ですると一年くらいはかかるかもしれません...
同時進行で今週中にパンツ一枚、来週はシャツ一枚です。
建物でも、着物でも、基本は現存するものをいかに活かすかが問われる時代だと思います。
物価がこれからいくら上がっても、ダメージを食らわないための術が問われはじめていますね。
2008年06月05日
short pants.
店の内装とペンキ塗りがとりあえずひと段落しました。
次は一ヶ月かけて事務所の内装に取り掛かります。
道行コートを解きました。
この後、短パンが二枚つくられました。
今頃東京の街の中を この柄が歩いていると思うと何となく愉快です。
2008年05月30日
2008年05月22日
2008年05月07日
サキ織り教室
久しぶりに栗東に帰ってきました。
4月はおかげさまで観光業が休み無しでした。
5月の休みは毎年恒例の地元の祭り、そして今日から店も開店です。
毎週水曜日にサキ織りの教室を本格的にスタートする事になりました。
今日も一日かけて先生が凄い作品を仕上げてはりましたよ。
サキ織りこそ究極の布地再生方法であり、これからの時代に沿った術であると改めて思いました。
もう一つ嬉しいニュースがありました。
イギリスに渡ってた友達が帰国して、六月に結婚するそうです。
なんとも幸せなお便りでした。
2008年04月17日
着物屋さんマップ 東京

表参道を明治神宮から青山へ向かって歩いているときに、左手にこじんまりした着物屋さんを発見しました。
欧米ブランド各種が軒を並べる中、着物ファンにとってのオアシスのようなお店でした。

道をはさんで向かい側にはオリエンタル・バザール; 外国の人が好きそうなお土産屋さん風の店がありました。
こちらでも浴衣や着物が結構人気あるようで、実際に売れてましたよ。
感覚から言うとお土産としての着物を探している外国人からすれば、トラディッショナルな着物屋さんよりも オリエンタルの方が入りやすいようです。 店構えも大きくて入りやすくなってました。
でも日本人の着物ファンは多分オリエンタルで着物は買わないだろうと思いました。
ターゲット顧客...誰に何を売るのか...ビジネスの基本だと言われ続けてきて、言葉では分かっても、それを本当に理解するのはやはり簡単ではないと思います。
逆にそれを極簡単に理解してしまう人はホント尊敬です。
2008年04月01日
エイプリル・フール

高山は雪でした。 寒いっす。
本日はエイプリル・フールですね。
年に一回、嘘をついて人をからかうのが許される日です。
いったい何人の人を軽く騙せるか挑戦してみるのも面白いかもです。
許される範囲でですけどね...
2008年03月28日
懐 ノスタルジー[nostalgie(フランス語源)]
先日 店の前を石焼いも屋さんが通ったので、3時のおやつに一ついただきました。
めちゃくちゃでっかい焼き芋一つ 550円でした。
バイトさんと、近所のおばちゃんと、自分の3人で食べました。
焼き芋、わらび餅、カキ氷、ラーメン、ポン菓子...K-トラで定期的に食べ物が回ってくるのって、案外便利だと思います。
子供の頃から何かとよく買ってたので、懐かしいです。
アメリカでは、似たような感じでアイスクリーム屋さんのトラックが定期的に住宅街に来ていました。
子供達が待ちわびたようにトラックに群ってアイスクリームを買っていたのを ふと思い出しました。
自分だけかもしれませんが、懐かしさの中に暖かみってものを感じるような気がします。
懐かしい光景を体感できるのって幸せな事だと思います。
着物もしかりだと思います。
あんな面倒くさいもの、普段は着ないでしょう。
でも人ごみの中に着物姿を見たとき、懐かしさと共にどこか暖かみを感じ取る事が多々あります。
懐かしいという感覚は、「帰るところがある」と とらえる事もできるのではないでしょうか?
自分がどこから来たのかを承知している。
思い出す事ができる思い出がある。
だからこそ懐かしいという感情を持つことができるのではないでしょうか。
グローバルな時代だからこそ、逆に日本に残っていてほしいモノ...大事にしたいですね。
2008年03月22日
沖縄からの布
店番をしてると、「今日は暖っかいね~」 と、通りすがりのお婆ちゃんから声をかけられました。
確かに暖かかったですが、一番暖かかったのは、そのお婆ちゃんの言葉だったように思います。
昨日で夜勤も最後。
来週一週間仕事漬けで、その後は一ヶ月連続でツアーっす。
昨日夜勤明けに沖縄から届いた布を頂きました。
シャツのお礼だそうです。
そういうのって一番嬉しいですよね。
早速何か作ってみたいのですが、店の改装作業に追われててなかなか....トホホ。
2008年03月17日
シャツについて
007model.long-sleev.
008model.long-sleev.
007型short /long、008型short/long
008型では、胴を1cm削り、衿を少し大きくした。
カフスは2倍にした。
☆note:
アームを開けたままカフスを取り付けるほうが効率が良い。
その方法ははぎ部分の左右1cmまで先にカフスを取り付け、腕を接ぎ、ロックをかけて最後にカフスを再度叩く。
009型から採用してみようと思う。
2008年03月16日
ちどりムスビ
ひとりで着付けが出来るようになると、かなり着物の世界が楽しくなると思います。
けっこう難しいと思っている人が多いようですが、確かに小難しいです。
それでも小難しい事にチャレンジして、ハードルを越えていくのもまた人生の醍醐味なのかなー...っと思いました。
けっこう難しいと思っている人が多いようですが、確かに小難しいです。
それでも小難しい事にチャレンジして、ハードルを越えていくのもまた人生の醍醐味なのかなー...っと思いました。
2008年03月09日
むかしの写真

昔々、曾おじいちゃんが商売をしていた時の写真が出てきました。
明治・大正頃の写真のはずです。
今月の末が曾々じいちゃんの百回忌です。
百年経っても未だに受け継がれている魂。
そう思うと、少しくらいの風に吹かれて転んでる場合じゃないと思えてきます。
今日、いつもの如く近所の子供達がパパやママと一緒に店に遊びに来てくれました。
子供はすくすくと育っていきますね。
時代背景や社会情勢がどんなに変わっても、人間の魂は何一つ動じる事なく受け継がれていくんだなーと思いました。
2008年03月03日
仲良し作業所
昨日は栗東の仲良し作業所にお邪魔しました。
一年に一度、着物市と作業所の方たちの作ったオリジナル作品の販売展があるそうです。
ウチとこのお客さんが好きそうな柄の反物があったので、買ってきました。
仲良し作のペンケースも買ってきました。
何となく暖かみのある作品です。
普通の文房具屋のペンケースでは満足できない僕は
「こーいうのが良いよなー」と思いました。
brandの定義の一つに (心に強く刻み付ける) というのがあります。
心に強く残る作品は、タグの有る無しや、知名度に関係なく、その人にとってのブランドであると言っても間違いではないと思います。
2008年02月22日
モノをつくる楽しさ
モノをつくる楽しさ。
今週、とある不動産会社の社長さんと長い事お話しをしていました。
職人上がり、60代のおっちゃんが言うには、
「最近はモノをつくる楽しさが不足している。昔はオモチャでも何でもまずは作るところから始まったんや。」
「作って楽しい、遊んで楽しい。いわば一石二鳥やった...けど今の子供らはかわいそうや。すでにつくられたオモチャで遊んでいるから、遊ぶ楽しさしか知らない。」
なるほど と思いました。

昔、ラマ層達が色の付いた砂を何週間も掛けて丁寧に床に置き、絵を描いているのを見たことがあります。
この世のものとは思えないような芸術でした。
彼らはそれが完成すると、すぐさまそれらの砂を川に流してしまいました。
何のためらいもなく、です。
それが作る楽しさだけの世界なのかどうかはわかりません。
もしかしたら 諸行無常の精神を解くための修行だったのかも知れません。
つくる楽しさ、そして完成されたものを消費する楽しさ...これらのバランスが壊れるのは恐ろしい事かもしれません。
2008年02月17日
南びわ湖駅整備計画調査研究
私事ですが、先日某有名政治家の元秘書さんのお車にお邪魔しました。
東京大学を何十年も前にトップで卒業された彼の頭の中には、
ありとあらゆるKnow-howが詰まっているようで凄く魅力的でした。
僕の事について訊かれたときに、
「栗東に住んでいます」
「旧東海道で細々と呉服屋を営んでいます」と答えると、
新幹線駅の事について聞かれました。
ただの一般市民である僕が、大した知識もなく
「あれは凍結になりましたね。」
「新しい県知事が許可を出さなかったらしいですよ。」
と当たり障りのない言い方で答えると、
「掛川の事をインターネットで調べてみると良いですよ。」
「県や国に頼らず、市民レベルでNPO法人などを使って資金繰りをし、例えば自分達で建てた駅を貸すという考えもある。入場料だって取れば良いさ、協力してくれなかった人からね。」
など、他府県本籍の方からそんな意見を聞きました。
正直自分よりも地元の事について真剣に考えている人がいるんだなと驚きました。
東京大学を何十年も前にトップで卒業された彼の頭の中には、
ありとあらゆるKnow-howが詰まっているようで凄く魅力的でした。
僕の事について訊かれたときに、
「栗東に住んでいます」
「旧東海道で細々と呉服屋を営んでいます」と答えると、
新幹線駅の事について聞かれました。
ただの一般市民である僕が、大した知識もなく
「あれは凍結になりましたね。」
「新しい県知事が許可を出さなかったらしいですよ。」
と当たり障りのない言い方で答えると、
「掛川の事をインターネットで調べてみると良いですよ。」
「県や国に頼らず、市民レベルでNPO法人などを使って資金繰りをし、例えば自分達で建てた駅を貸すという考えもある。入場料だって取れば良いさ、協力してくれなかった人からね。」
など、他府県本籍の方からそんな意見を聞きました。
正直自分よりも地元の事について真剣に考えている人がいるんだなと驚きました。
政治の世界に住んでいた方からの私的な意見を聞き、すこし興味を持ったので実際に掛川について調べてみました。
以下引用:
5)新幹線駅設置には、120億円の費用が必要とされた。概略の費用負担配分は、静岡県が1/3、市が1/3、その他周辺市町村で1/3であり、市分担の約40億円は、市の財政拠出金から20億円、市民募金が20億円と考えられていた。市民募金に対して、市長は『広報(市長レポート・掛川学事始)』の中で、①5年から10年後への投資、②子供の教育費のように愛と希望をもって、③一肌脱ぐの精神(喜捨・御祝儀)、④民間活力の注入・行財政参加としての募金、⑤共同の財産づくりの5つの納得の仕方を示して募金を呼び掛けている(広報1984年11月1日号)。1984(昭和59年)6月に開始した「こだま貯金」は、同年12月に「1億円突破」、翌年3月に「10億円突破」し、1986(昭和61年)2月には「20億円」を達成した
僕が驚いたのは、この町が実にたったの2年間で20億円の募金を達成している事です。
この記事にかんするHPはhttp://www.pn-planet.co.jp/topics/tanken/12kakegawa/kakegawa.htm#5)
栗東市にかんするHPはhttp://www.pref.shiga.jp/a/shinkansen/keikaku_gaiyo/index.html
滋賀県の予算についてはhttp://www.pref.shiga.jp/yosan/yosan20-tousyo/index.htmlに載っていました。
2008年02月10日
Kitsuke.

明日は待ちに待った着付け教室です。
楽しみです。
ブログを書きはじめて早一年になりますが、時の経つのは早いものです。
一年前までは実はブログの意味も知りませんでした。
最近は書き込みの数も減ってきたけど、書くことが無いときは無理に書いてもしかたないです。
もともとパソコン通でもない自分でも簡単にブログが始められるほど、ユーザーフレンドリーな環境が整ってきてくれたのは、ありがたいことです。
滋賀作ブログに感謝感謝です。
ちなみに「着付け」と言う言葉は英訳の辞書には載っていませんでした。
人に服を着せるという習慣がない文化圏では、そのような単語自体が存在しないんですね。
Kitsuke と言う単語も、Kimono や Samurai のように英単語として認められるかもしれないと思います。
例えばネクタイのえがんでいるのを直してもらう時や、袖カフスのボタンをつけてもらったりする時に、
「Would you Kitsuke me~...」という言い回しが将来通じるようになるかもしれません。
とにもかくにも日本には日本独特のスタイルが存在するのです。
素晴らしい事です。
2008年01月12日
里内呉服店
生地販売店としてプレ・オープンしてから早一年です。
色々ありました。 未だに試行錯誤中です。
仕入れ→古着の着物販売→セミオーダーの製図、製作→店頭販売→ハギレを使った裂き織り製作
↓ ↓
着付け教室 裂き織り教室
里内呉服店の現在の方向性は大体こんな感じです。
4月からは店長を迎えて週5日オープン予定です。
本格的な製造ラインも稼動予定です。
株式会社かぎて屋としては、他方向にも事業展開をしていく必要があります。
現在の自分の資格:
国内添乗員資格、 中型二種免許、 TOEIC945 を最大限に活かせる観光事業にも
なるべく早く乗り出し、将来的には呉服店と庶民の暮らしをテーマに京都からの観光客の導線を引きたいです。
その前に、軽い食事を提供できるような仕組みを整えておく必要もあります。
大体150~300万の予算を見ており、一月から現金調達のために労働市場に復帰しております。
2月末には、内定中の社員2名が鍼灸師としての国家試験を控えており、受験生を持つ親の気持ちも少しは分かるような気持ちです。勿論試験に合格すれば正規採用し、治癒事業を任せる事になります。
今年は新年の挨拶も年賀状もなしで、ひたすら仕事でのスタートでした。
無礼者のようですが、とにかく必死で迎えた新年です。
鼠のように、牛との連係プレイでの目標達成に向け、2ヵ年計画のスタートです。
2007年12月18日
遠路遥々
オーストラリアとニュージーランドから友達がスケボー片手に遊びに来てくれました。
ジャパニーズ キモノ ショップ とか言ってはしゃいでくれてましたが、嬉しいもんです。
久々にスケボーに乗ってみたけど、案外まだ忘れてないもんです。
楽しかったです。
西洋人の着物への関心は確かなのですが、はたしてどのような形が一番受け入れてもらいやすいのか、まだまだ研究は続きます。
2007年12月06日
最後まで使う。
昨日前から注文していた裂き織り機が家に到着しました。
僕には使い方は分からないのですが、家に来ているバイトさんが元々は織物をされていた方ですので、
使い方を教えてもらおうと思います。
何だかよく分からないですが、とにかく家に有り余る端切れ、布切れをうまく活用できるそうです。
着物は着れなくなるまで着て、そしたらリフォーム/リメイクして洋服にし、余った端切れは裂き織りに掛けてまた生地にする。
何となく里内呉服店らしい(もったいない根性)工程かな~と思います。
当たり前のことかもしれませんが、着物から洋服にはできても、洋服から着物はなかなかできないんです。
そう考えると、物事にはやっぱり順序があるんだな~と改めて思わされました。
ちなみに先生言わく、センチメートルと言う単位は地球から割り出された単位で、着物地で言う尺や寸は人間の体から割り出された単位らしいです。ので、人の体を採寸するときに無理にセンチメートルで収めるのはコモディティー的なやり方らしいです。
確かにフランスのオートクチュールの先生方も、メジャーで測る事を嫌っているかたがほとんどです。感覚と感性でラインを描いていくそうですが、それがもっともだと思いました。
人間はひとりひとり違うのであって、サイズ9号、11号なんて言うのは単なる目安でしかないのだと思いました。右肩よりも左肩のほうが広い人、右腕のほうが長い人、それがそれぞれの個性であって、すばらしい所でもあるのに、型にはめるのなんてやっぱりおかしいと思いました。
全ての人間がどこかしら欠陥であり、それが宝であり、だから全ての人が必要なのであると思います。
「人」という漢字が I でないのは、その後ろで支えてくれているもう一本の線があるからなのだと教えてもらいました。
そう考えると、漢字を考えた中国人は素晴らしいし、着物を考えた日本人も素晴らしい。
やっぱり動物も含め、皆があるからこそ成り立っている世界だと思います。
成人してアメリカから日本に帰ってきて思ったことの一つに、人と違うことを恐れる日本人の姿がありました。確かに読んで字の如く和を大事にする国民性だと思いますが、人とは違うことに自信を持った上で和を保っていけば、少しでも窮屈感から開放されるのではとも思いました。
とにもかくにも、物価も上昇トレンドになってきました。税金も上がる一方です。モノも自己実現も、最後まで活用するのが良い時代ですね。
